毎週日曜20時公開なのに・・・皆さんの端末にサムネイルが表示され始めるのは24~48時間以降?【第4回】北海道ドライブ紀行【新館】

【YoutubeStudioの記録】

新作を公開して、翌日YoutubeStudioを開く。サムネイルのインプレッションは41。その次の観測では170へ増えていました。表示は確かに追加されています。それでも、公開から約2日で170回という規模です。全世界のPC・スマホ・タブレット・TVに、です。

北海道ドライブ紀行【新館】では、LONGや横型PVの公開後、少ない表示から始まり、時間を置いてブラウジング機能などから追加表示が入る例を記録しています。一方で、2日目になってもほとんど増えない作品や、1,000回を超える作品もあります。

第4回は、公開約24時間と約48時間の保存画面を比べ、どれだけ増え、どこから増えたのかを確かめます。中心は11月1日公開のオンネトーです。前回までのチャンネル間比較とは異なり、同じ新館のなかでの時間経過に焦点を当てます。なお、個々のデータ詳細はYoutubeの「投稿」欄にて公開していますので、そちらも参照できます。

本稿は2026年11月時点の観測整理です。資料は11作品・22枚。作品名は題材名・短縮名で記載します。ファイル名の「24」「48」は運営者が付けた経過時間の区分で、画面のカーソルにも「最初の23時間50分」「最初の1日23時間」などのずれがあります。厳密な同一秒の比較ではありません。撮影が遅れた資料も、カーソルを約24・48時間へ合わせて保存しています。対象の指標をカーソルから読める場合はその値を優先し、読めない値は下部表や当時の観測記録と出典を分けて示します。期間指定ファネルとは混ぜていません。

第1章|再生数の前に、表示機会の推移を見る

再生数は見られた回数、インプレッションはStudioが集計する対象のサムネイル表示回数です。CTRは、その表示から視聴へ進んだ割合。視聴維持率や平均視聴時間は、見始めた後にどの程度見られたかを考える指標です。それぞれ、動画が届く過程の異なる部分を見ています。

表示が41回の作品と1,000回の作品では、反応(CTR)を観測した母数が違います。少ない再生数だけで作品が評価されなかったとまとめる前に、どれだけ表示されたかを確認したい。それが今回の比較の目的です。一定数の初回表示が保証されるという前提は置いていません。

また、画面上部の折れ線が何の指標かにも注意しました。今回の多くの画像は「視聴回数(トラフィックソース別)」のグラフです。下部にはインプレッションの表もありますが、折れ線そのものをインプレッションの曲線と呼ぶことはしていません。

インプレッションのグラフに指定時点の数値が出ていれば、その値を使ってます。視聴回数のグラフならカーソルから分かるのは視聴回数です。別指標の下部表をカーソル時点と自動的に同じ扱いにはしてません。追加表示の数は、採用した後の観測値から先の値を引いて求めます。これが本稿の計算値です。「初回」「追加」といった呼び方は観測の前後を説明するためのもので、YouTube内部の固定的な試験段階を指しません。

第2章|オンネトー:41から170へ。追加129のうちBrowseは118

11月1日公開のオンネトーでは、約24時間として保存した画像のインプレッションは41、約48時間側では170でした。増加は170 − 41 = 129です。

オンネトー:保存画面の下部集計表
指標 約24時間側 約48時間側 差分
インプレッション 41 170 +129
ブラウジング機能のimp 21 139 +118
YouTube検索のimp 19 30 +11
チャンネルページのimp 1 1 0
合計CTR 9.8% 5.9% 単純な差の良否は評価しない
視聴回数 5 40 +35

合計の増加129は、ブラウジング機能の118と検索の11に分かれます。追加分の約91.5%がブラウジング機能の表示増加でした。ただし「追加129のすべてがおすすめだった」という読み方はしません。

【画像挿入:オンネトー24.png|オンネトー公開約24時間】

オンネトー・公開約24時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは41。上の折れ線は視聴回数。

【画像挿入:オンネトー48.png|オンネトー公開約48時間】

オンネトー・公開約48時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは170。上の折れ線は視聴回数。

48時間側のカーソルには、11月3日19:48、「最初の1日23時間」と表示されています。視聴回数の折れ線でも、1日を過ぎたあたりからブラウジング機能由来の視聴が増えています。インプレッション表の増加と合わせると、後の観測までに表示と視聴が追加されたことが分かります。

CTRが下がったことと、表示が増えたことは分ける

CTRは9.8%から5.9%へ下がりました。一方、インプレッションは41から170へ、視聴回数は5から40へ増えています。CTRは追加表示を含めて計算された累積の割合です。これは分母が少ないため、数回の血調で大きく動きます。数値が下がっただけで、作品が拒否された、推薦が止められたとは判断できません。

なお、合計視聴回数は、集計対象のサムネイル表示から生じた視聴だけを数えたものではありません。インプレッション×CTRと視聴回数をそのまま同一視していません。今回示すのは、追加表示を含めても約48時間側の累積が170だったという観測です。

第3章|遠軽コスモス:42から119へ。検索先行からBrowseの追加へ

遠軽コスモスは42から119へ、差分77でした。ブラウジング機能の表示は15→84で69増、検索は26→34で8増。先の画像では検索の表示が多く、後の画像ではブラウジング機能が主な増加元になっています。

遠軽コスモス:下部表の比較
指標 約24時間側 約48時間側
インプレッション 42 119
ブラウジング機能のimp 15 84
YouTube検索のimp 26 34
合計CTR 11.9% 4.2%
視聴回数 10 26

【画像挿入:コスモス24.png|遠軽コスモス公開約24時間】

遠軽コスモス・公開約24時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは42。上の折れ線は視聴回数。

【画像挿入:コスモス48.png|遠軽コスモス公開約48時間】

遠軽コスモス・公開約48時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは119。上の折れ線は視聴回数。

カーソル表示は9月28日20:03の「最初の1日2分」と、9月29日20:01の「最初の2日54秒」です。初日の観測だけなら42ですが、後の観測では追加表示が確認できます。それでも累積119という規模であり、伸び率だけで大きな配布と表現することはできません。

第4章|丸瀬布・森林鉄道:49から171へ。似た増え方を別の旅動画でも確認

丸瀬布・森林鉄道の資料では49→171、増加122でした。ブラウジング機能は23→133で110増、検索は22→33で11増です。この2経路の増加は計121で、総数の増加との差は1でした。

丸瀬布・森林鉄道:下部表の比較
指標 約24時間側 約48時間側
インプレッション 49 171
ブラウジング機能のimp 23 133
YouTube検索のimp 22 33
関連動画のimp 1 1
合計CTR 6.1% 5.3%
視聴回数 5 38

【画像挿入:丸瀬布24.png|丸瀬布・森林鉄道公開約24時間】

丸瀬布・森林鉄道・公開約24時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは49。上の折れ線は視聴回数。

【画像挿入:丸瀬布48.png|丸瀬布・森林鉄道公開約48時間】

丸瀬布・森林鉄道・公開約48時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは171。上の折れ線は視聴回数。

オンネトーと同じく、後の観測までにブラウジング機能の表示が大きく増えています。48時間側の視聴回数グラフにも後半の増加が見えます。しかし、最終的なインプレッションは171です。追加があることと、十分な規模まで広がったと判断することは別です。

画像内のカーソル日時は10月19日19:51と10月20日19:50です。これは画像内で指した観測位置の日時で、10月20日を公開日としたものではありません。公開日時の確定には公開メタデータとの照合が必要なため、本稿では公開日を断定していません。

第5章|時間がたっても、追加表示が小さい作品もある

10月7日公開の横型PV北海道⭐トリプルトラベル:18から28へ

トリプルトラベルの横型PVは18→28で、追加は10でした。ブラウジング機能9→14、検索9→13、チャンネルページが後の表に1。後の観測でも累積28です。時間を置けば必ず大きく表示が増えるという並びにはなっていません。

【画像挿入:トリプルトラベル24.png|トリプルトラベル公開約24時間】

トリプルトラベル・公開約24時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは18。上の折れ線は視聴回数。

【画像挿入:トリプルトラベル48.png|トリプルトラベル公開約48時間】

トリプルトラベル・公開約48時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは28。上の折れ線は視聴回数。

視聴回数は1→3ですが、CTR欄は5.6%→0%と表示されています。同じ計算条件のもとでの反応の悪化と決めつけず、画面の表示値として記録しました。なぜこの並びになったのかは、この資料だけでは分かりません。

サマーデイズ:24時間位置の28から、約48時間の39へ

サマーデイズは、撮影時点の下部表ではなく、グラフの「最初の1日」に合わせたカーソルを使えます。ブラウジング機能8、検索18、チャンネルページ1、関連動画1で、合計28インプレッションです。約48時間側の表は39。差分は11でした。Browseは8→12、検索は18→24、チャンネルページは1→2、関連動画は1→1で、経路別の差も合計11です。

【画像挿入:サマーデイズ24.png|サマーデイズ公開約24時間】

サマーデイズ・公開約24時間。インプレッションのカーソルはBrowse8・検索18・チャンネル1・関連1、計28。下部表38は後の集計。

【画像挿入:サマーデイズ48.png|サマーデイズ公開約48時間】

サマーデイズ・公開約48時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは39。上の折れ線は視聴回数。

先の画像の下部表にある38を使うと、増加が1と見えてしまいます。しかし、38は24時間位置より後の集計です。ここでは指定時点を読めるグラフの28を優先しました。24時間位置のCTRや視聴回数は、この画像からは分かりません。

大鵬:読める視聴回数と、過去記録にある48時間値を分ける

大鵬の24時間カーソルで読めるのは視聴回数です。Browse5、検索4、チャンネルページ1、関連動画1で合計11。下部表は後の時点まで進んでいますので、表の150インプレッションをそのまま24時間値にはしません。

過去の観測記録には約48時間164インプレッション、CTR1.8%、13視聴という値があります。画像下部表の165とは別の観測として台帳へ補いました。ただし24時間のインプレッションを確認できなかったため、24〜48時間の差分は計算せず、共通グラフには入れていません。

第6章|複数作品を並べると、追加の規模と例外が見える

カーソル指定の約24時間・約48時間と、対応する保存記録の比較
作品(短縮名) 約24時間imp 約48時間imp 増加 Browseのimp
オンネトー 41 170 +129 21→139
遠軽コスモス 42 119 +77 15→84
丸瀬布・森林鉄道 49 171 +122 23→133
トリプルトラベル 18 28 +10 9→14
スリーサマー 31 131 +100 17→113
一度きりの夏 61 163 +102 40→132
春を超えて 134 181 +47 110→150
走れ!走れ!北海道 731 1,283 +552 709→1,254
サマーデイズ 28 39 +11 8→12

指定時点のカーソルを優先し、対象の指標を読めない場合は画像表や過去観測値を区別して使っています。サマーデイズ24時間はグラフ内訳の合計28、他の作品のインプレッションは画像表の値です。主な4事例は制作指示の過去観測値とも一致します。表しかない値ではカーソル時点との完全一致までは確認できないため、約24・48時間の記録として読みます。大鵬・北海道の秋道は時点別インプレッション不足で共通比較から外しました。

初日側の表示と、その後の追加分を同じ尺度で比べる

青=先の観測(公開約24時間)の累積、橙=後の観測(公開約48時間)までの増加。全作品共通で、左端0・右端1500インプレッション。サマーデイズ24時間はインプレッションのカーソル内訳合計、その他は表の表示値(過去観測値があるものは照合)です。

オンネトー:41 + 129 = 170

遠軽コスモス:42 + 77 = 119

丸瀬布・森林鉄道:49 + 122 = 171

トリプルトラベル:18 + 10 = 28

スリーサマー:31 + 100 = 131

一度きりの夏:61 + 102 = 163

春を超えて:134 + 47 = 181

走れ!走れ!北海道:731 + 552 = 1,283

サマーデイズ:28 + 11 = 39

9作品のうち8作品は、後の観測でも28〜181インプレッションでした。一方、「走れ!走れ!北海道」は731→1,283で552増です。小さい表示が続く事例が複数ある一方、同じ新館でも1,000を超える例外があったことは、一緒に残しておきます。それでも1,000回程度で、過去本館時の数千から2万単位の配布成績には到底届いていません。この9作品は記録を保存した代表例で、全公開作品を無作為に抽出した統計標本ではありません。

小規模な4事例を拡大して確認する

詳細図:オンネトー・コスモス・丸瀬布・トリプルトラベル

青=先の観測(公開約24時間)の累積、橙=後の観測(公開約48時間)までの増加。全作品共通で、左端0・右端200インプレッション。サマーデイズ24時間はインプレッションのカーソル内訳合計、その他は表の表示値(過去観測値があるものは照合)です。

オンネトー:41 + 129 = 170

遠軽コスモス:42 + 77 = 119

丸瀬布・森林鉄道:49 + 122 = 171

トリプルトラベル:18 + 10 = 28

この詳細図のみ右端200へ拡大しています。直前の全体図の右端1,500とは尺度が違います。色の内訳と数値は同じです。

対照例:「走れ!走れ!北海道」は約48時間で1,283

【画像挿入:走れ北海道24.png|走れ!走れ!北海道公開約24時間】

走れ!走れ!北海道・公開約24時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは731。上の折れ線は視聴回数。

【画像挿入:走れ北海道48.png|走れ!走れ!北海道公開約48時間】

走れ!走れ!北海道・公開約48時間にカーソルを合わせた資料。下部表のインプレッションは1283。上の折れ線は視聴回数。

このPVはブラウジング機能709→1,254、検索20→28でした。チャンネルページは2→1と、表の値が小さくなっています。そのため合計差分552を単純な新規表示の足し合わせと完全に同じものとせず、保存時点間の累積集計の差として扱います。反映や訂正などのどれが理由かは分かりません。

カーソルの視聴回数と、表の集計値を分ける

視聴回数にも、カーソルと下部表の違いがありました。「春を超えて」の24時間カーソルはBrowse29+検索8=37視聴ですが、下部表は41。「一度きりの夏」の48時間カーソルはBrowse36+チャンネル1=37視聴に対し、表は38です。時点を指定した視聴回数としてはカーソルを採用し、表の数値は別欄に保管しました。インプレッションの表の値まで、この差から推算し直すことはしません。

北海道の秋道は約24時間側で287インプレッションを確認できます。しかし48時間側の画像は視聴回数グラフだけで、インプレッションの表がありません。表示されるBrowse92、検索19は視聴回数です。これを48時間のインプレッションとして使うことはしていません。カーソルの視聴回数は92+19=111回として台帳に採用しました。過去記録の約33時間437インプレッションを48時間値へ転用せず、48時間の表示数は保留しています。

時間別インプレッションの数表もないため、12時間・36時間などを推測で足した折れ線グラフは作りませんでした。今回の比較図は、確認できた2枚の集計値とその差だけを使っています。

第7章|曜日・季節・制作区分を原因と決める前に

旅のLONGと横型PVでは目的も見せ方も違います。季節の風景、鉄道、音楽などの題材も異なり、当然公開日やチャンネルの視聴者の状況はそろっていません。比較表は、公開先以外の条件を固定した実験ではありません。

例えばコスモスでは、月曜の約1日、火曜の約2日というカーソル日時を確認できます。トリプルトラベルでは木曜・金曜です。日曜夜のLONGと水曜夜のPVに相当する時系列ですが、曜日が追加表示を決めたと、この事例だけからは言えません。

画面のカーソルには月日・時刻と経過時間が出ていますが、それは撮影した日時そのものではありません。公開日時の確定も、日付からの逆算だけで済ませず、動画の公開メタデータと分けて確認する必要があります。

第8章|第2回の3館比較とは、異なる角度から同じ疑問を見る

第2回では、北浜駅・止別駅を本館・新館・北海道旅放送局で並べ、題材が同じ作品でも公開先によって表示機会に差があったことを示しました。今回はその表を繰り返さず、新館内の同じ作品を時間の前後で見ています。

3館比較が「どの公開先でどの規模だったか」を考える記録なら、今回の24・48時間比較は「表示がいつ、どれだけ追加されたか」を考える記録です。後から追加される作品はあります。それでも、追加後の絶対数が小さい事例が複数残るという点で、両者は問題意識につながります。

どちらの比較も内部原因の証明ではありません。第2回で触れた6月30日〜7月7日のStudio警告は、視聴回数・エンゲージビューの過少報告に関するものです。インプレッション障害の公式認定でも、今回の追加表示の仕組みを説明する資料でもありません。

結論|追加表示はある。しかし、約48時間でも小さい事例が残る

オンネトー41→170、遠軽コスモス42→119、丸瀬布49→171。保存画面の間で表示は増え、ブラウジング機能が主な増加元になった例を確認しました。一方、トリプルトラベルは18→28と小さいままで、「走れ!走れ!北海道」には1,283まで届いた例もありました。

したがって「YouTubeが一切表示しない」という整理にはしません。追加表示が確認できる作品でも、約48時間側で数十〜数百インプレッションにとどまる事例が複数ある。それが今回、資料から言えることです。

なぜその量やタイミングになったのかは分かりません。ただ、作品を見てもらった後の評価を考える以前に、表示機会自体が非常に少ない例があることは、運営記録として残せます。今後も、公開後の時点と集計期間をそろえ、作品への反応と表示の母数を分けて確認していきます。

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