こんにちは。のらねこです。
今回は、仕事が辛いのは当たり前なのか?をテーマにしてみます。あなたは仕事が辛いと感じている時、「何事も完璧にこなそう」「完璧にやらねば」といった思考に支配されていませんか?
ここでは、どうやって完璧主義の考え方を解きほぐして行けば良いのかを考えます。
それは単純に「ものの見方を変える」ことです。では、どうすればいいのでしょうか?
「完璧」、「完璧主義」は疲れませんか?
まず、完璧主義は疲れます。私もそうでした。おそらく周囲から見れば、「めんどくさい人」に見えたでしょう。だって、皆そこまでを求めて動いていないのですから…
完璧主義は悪い事ではない
しかし、完璧主義は悪いことではありません。それは、完璧を求める=試行錯誤しその最適解を常に考えることだから。
つまり、試行錯誤=新たに何かを付け加えること、これは最適化・進化と言える方法論だからです。
でも、常にその時々の完璧を求めるのって、どんどん辛くなります。これは、生真面目な人ほど陥る負のパターンです。
未来志向に切り替えること
では、負のパターンを抜け出すにはどうしたらいいのか?それは、現状「だけ」の視点から、「未来」へと視点を変えていくのです。
つまり、今は100%ではないけれど、改善できるところはやった。次の課題に向けて今度は85%を目指そう。
と言った具合に「スモールステップ」を踏んでいくんだ、という意識に変えることです。
完璧は求めるものではない
完璧は求めてはいけないのです。完璧に向けて「近づくこと」が重要なのです。
ここを間違ってしまうから、仕事が辛い、苦しいとなるのです。
正直、私は公務員時代「前例では…」「昨年度に沿って…」とか言った会議の仕方が大嫌いでした。
「昨年度通り…」と言って行事を実施しておきながら、行事終了後に「反省」という会議を開く。じゃあ意味ないじゃん、と。
何かを新しく変えてみて、実施して、反省するならいいんです。PDCAですからね。
公務員は余計そうですが、おそらく大きな会社も同じでしょう。何も以前と変えずに何を反省するの?そこに進歩はあるの?と思いました。
スモールステップでも、何か変えたらいいのに、それなら反省が生きるのに、と。
視点を変える
ここまで書いたように、大切なのは現状の「完璧主義」から将来の「完璧」を求める糧にしていく、という視点に置き換えることです。
完璧主義が染みついてしまっていると、これがなかなか難しいのですが、ここが苦しさの発生源です。
思い込みを捨てる
何事にも完璧でなければならないという思考、いったい何処から湧いてくるのでしょうか?
もしかしたら、気づかないけれど自分自身の弱さからではないでしょうか?
完璧でないと、非難される。あるいは「傷つきたくない」からではないでしょうか?
「周りの目が気になる」「周りから言われる」ことに極度に過敏になってしまう。
でも、それは当たり前なのです。何故なら多くの他人の目から見られたときに全てにおいて万人を納得させられる完璧など無いのですから。
完璧は自己完結です。いくら求めても他人の目からは多面的に評価され、意図しないとらえ方をされるものなのです。
ならば、完璧を求め過ぎずにアウトプットしていくことに慣れることが必要となるのです。
事実、この文章だって、完璧だとは思っていません。様々な突っ込みがあるでしょうし、読むに値しないと感じる方もいるでしょう。
しかし、1つの思考としてこういった考え方はある、という例として今アウトプットしています。
完璧を求めるプロセスを重視する。
1つの思考としてアウトプットすることで、周りから反響があるでしょう。プロセスを重視するということはその反響を受けて「より視野の広がった」新たな記事を書くことと同義です。
仕事も同じです。個々の案件での完璧ばかりを求めずに、やってみて、そこから広がる次の案件への糧にすることを繰り返すことで、「完璧」に1歩ずつ近づいていけば良いのです。
あなたの目標は何ですか?
より良いものを作り出すことでしょうか?それとも他人に非難されないことですか?
より良いものを作り出したいのであれば、他人の非難や批評はオイシイ糧なのです。
それにより栄養を吸収して根を広く張り、さらに大きな樹に育つようなものです。
ですから、完璧を求めるためには、完璧ではないものを出し、そこからフィードバックを得ること。これが一番大切になるのです。
まず、意見を出す、行動する、発表すること。
後悔とは後からするもの
誰だって仕事でもプライベートでも後悔はしたくないものです。完璧主義者であれば、なおさらでしょう。
しかし、後悔は「やってみないと」出来ないものです。
「後悔先に立たず」当然ですよね?もし、自分の行動が成功すれば・うまくいけば、後悔はしないわけですから、後悔は失敗の産物です。
問題はそのできごと、後悔から「何を得るか」です。
得たものを次に活かせるか?です。おそらくここで言う完璧にはゴールはないでしょう。人生はこの失敗を活かして次に繋げることの繰り返しになるわけですから。
そして、その経験を積み重ねていく中に成功体験があり、幸せを感じるのです。
失敗を糧にチャレンジする、繰り返しの過程の中に成長があり、幸せを感じる。
そうすることで、自分自身のブレが段々減っていき、自分の幸せとは何か?を見つけることができるのです。
まとめ
いかがでしょうか?完璧を追い求めることとは、単純に1つのことに拘ることではなく、連続性の中で求めていくものだという意識を持って取り組むということです。
完璧を求めすぎて心が疲れてしまう人が、これを読んで少しでも心を軽く持てれば幸いです。
完璧主義は、悪い事ではありません。将来の完璧を日々追い求める「心持ち」は成長の糧です。
日々そうありたい、と思うのです。
ではまた。
北の国から…
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